コンテンツにジャンプメニューにジャンプ
大阪健康安全基盤研究所

トップページ > 一般の方へ > 野外活動時や野外の動物に触れることで、ダニに咬まれないように注意しましょう!

野外活動時や野外の動物に触れることで、ダニに咬まれないように注意しましょう!

掲載日:2024年5月2日

春から秋には山や草むら等でハイキング、登山、山菜採り、キノコ採り、農作業などの活動をすることが多くなります。この季節はダニが活発に活動する時期です。ダニはシカやイノシシなどの大きな野生動物が出没する環境以外にも、民家の裏山や裏庭、畑、あぜ道などにも生息しています。 

 病原体(ウイルスや細菌)を保有しているダニに咬まれると、病気を起こすことがあります(*ダニ媒介感染症)。ダニに咬まれる危険がある環境では、長袖、長ズボンを着用し、素足でのサンダル履き等は避けてください。また、野外の動物にむやみに触れないでください。ダニに対する虫よけ剤の使用も有効ですが、完全に予防できるわけではありません。野外活動後は、シャワーや入浴でダニが付いていないか確認することも重要です。ダニと病気について正しい知識をもって適切な予防と行動をしましょう。

mapictre

(枝先で動物を待つマダニ)


*国内のダニ媒介感染症には、日本紅斑熱、つつが虫病、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、ライム病、ダニ媒介脳炎などがあります。

*海外で注意が必要なダニ媒介感染症として、上記の感染症のほかに、回帰熱やクリミア・コンゴ出血熱などがあります。


ダニ媒介感染症についての詳細は下記をご参照ください。


大阪府や大阪市でもダニへの注意が呼びかけられています。
大阪府

大阪市

 マダニの対策については以下を参考にしてください。

 

ダニに咬まれて起こる病気についてもっと知りたい方は以下をご覧ください。

(参考)
大阪府におけるダニ媒介感染症の報告数(2019年~2023年)
   2019年 2020年  2021年    2022年  2023年 
 日本紅斑熱  8  11  9  8  9
 つつが虫病  1  0  2  2  3
重症熱性血小板減少症候群
(SFTS)
 0  0  0  1  0
(大阪府で診断を受け報告された数であり、実際に大阪府で疾患に罹患した数とは異なる)


海外でクリミア・コンゴ出血熱による死亡例が発生しています。



お問い合わせ

公衆衛生部 健康危機管理課
電話番号:06-6972-1326